マイコンプログラムの楽しいとこだけつまみ食い micro:bit 始めました
昨年4月に社会人になってから趣味の電子工作をやらなくなってしまった。平日が忙しくなったり,覚えた遊びも多くなったりして,いつの間にか忘れてしまった。
それでも学生時代なんか作ってる時が一番テンション上がってたなと思ったので,今年こそはあのワクワクを再び!とばかりに,とりあえず帰省ついでに秋葉原散策をした。(僕は現在大阪住みです)
秋月,千石と巡って,マルツに入ったときに出会ったのがこの micro:bit。
デモ展示が面白くて買っちゃいました。
めんどくさい作業を全部引っこ抜いたマイコンボード
micro:bit がどんなものかを簡単に言うと,
- ボタン2つ,5×5 LEDマトリクス,3軸加速度センサ,3軸磁気センサ,I/O端子たくさん,ラジオ(micro:bit 間専用通信),BLE を搭載
- ブラウザエディタ(Microsoft MakeCode for micro:bit)で開発可能。ブロック(Scratchみたいなドラッグ&ドロップタイプのやつ),JavaScript,Pythonが使える。
- 加速度センサを使った揺れ検知 等の基本的な処理は実装済み。
という感じのマイコンボードです。
要はマイコン工作の面倒なところ(それも楽しみなんだけど…)を引っこ抜いて,いきなりそれっぽいの作れるという感じ。
このお手軽さもそのはず,元々イギリスBBCが教育向けに全小学校に無料配布したものだそう。イギリスの小学生になりたい!
micro:bit は製品そのものだけじゃなくて,そのコミュニティにも魅力があると思うんですが,ここでは省略します。
Lチカ? まずは加速度センサで水平器!
加速度センサ好きなので,それの活用からやってみようと思いました。
「micro:bit を傾けたら水みたいにLED光るやつ作ってみよ」
というわけで早速できたのがこれ。
(中身見えなかったらリンク先飛んでください)
実家から帰るときに衝動買いしたmicro:bit
— しんじ (@shinjimp3) January 8, 2019
コーディング→エミュレータで動作確認→コンパイル pic.twitter.com/6fXfSz52Ud
秒でできた。
アカウント登録も,開発環境のダウンロードも,はんだ付けも,xyzのアナログ値をロールとピッチに変換する作業も要らなかった。
明るさ ∝ (x - 2) * roll + (y - 2) * pitch って式だけ何となく思い浮かべて書いた。
それとエディタの左側に出てくるエミュレータが優秀。書き込みにかかるちょっとした時間が無くなる。
見た目がかわいいのでペットにした
チュートリアルを見ると,5×5のLED使って
:) ←こんな感じの顔文字が描かれることが多い。
サイズも小さいし,最低限っぽいボタンが2つあってたまごっち感があるので,そうだこれはペットにしようかと思ってさっそく作ってみた。
(中身見えなかったらリンク先飛んでください)
ペットなので
- 触ると反応する
- 餌をあげると食べる
あたりを実装するとよいかなと思った。
…
かわいい。
かわいいので無限に餌(磁石)あげたくなる。
「micro:bit ちゃん かわいいね~ ほーら餌だよ~」
「ホ…シイ…」
「…ん?」
「カラダ…ガ… ホシイ…!」
「……」
というわけで,micro:bit 用小型バギーカー :MOVE mini を用意しました。
次回 micro:bit を触るときはこれを使って,もっとバリバリ動ける感じのにしようと思います。
掃除やデリバリーはできなそうだけど,オドメトリ情報と測距センサつかって何となく部屋の広さ(床の散らかり具合)を測るとかできそう。部屋が狭いと激おこになるとか。
教育向けで簡単=忙しい大人向け
あらゆる小難しいことが取り除かれていたので,小学校の「クラス全員に配布」にするくらいならこのくらい簡単なのがいいよなと感心した。先生も大変だし。
一方で,自分も会社から帰って寝る前の30分とかで何かできたので,これは何か作りたい欲とかアイデアがあるけど時間がなくて忙しい大人向けでもあるんじゃないかと思った。
もちろん凝ってくると色々時間かかるんだろうけど,一歩目踏み出せたらまずはそれでいいんじゃないかなと。
というわけでまた。